地方に行けば行くほど、自宅で葬儀・告別式を執り行う割合が高くなります。ずっと住んでいた家から送り出してあげたいと願う家族の気持ちは、ある意味当然ではないでしょうか。しかし、理想と現実ではギャップが出てしまうことがあります。背景にあるのは、進む核家族化ではないでしょうか。マンションやアパートに住む家族が増えて、自宅で葬儀・告別式を執り行うことが難しくなりました。そこで増えているのが、斎場での葬儀・告別式ではないでしょうか。
最大のメリットとしては、葬儀社のスタッフが常駐していることではないでしょうか。お茶だしを含めて全てを対応してくれますし、後片付けをする必要もありません。参列してくれる方の対応に全神経を注ぐことが出来ますし、故人との最期の時間を有意義に過ごすことが出来ます。お葬式と聞くと暗いイメージが先行してしまいがちですが、近年の葬儀社は様々な要望を聞き入れてくれます。例えば出棺の時に流す音楽も、故人の好きな曲を流せるよう配慮がなされているようです。
本屋に出向くと分かりますが、お葬式関連の本がたくさん並んでいることに気付きます。需要が高まっているのはもちろんですが、ルールやしきたりに悩んでいる方が多い証拠ではないでしょうか。分からないことは葬儀社の方に質問することが出来ますし、後悔のない進行をしてくれるのも魅力ではないでしょうか。葬儀市場は年々広がりを見せていますし、勉強しておいて損はありません。